小樽キャンドル工房

小樽運河の近くを流れる妙見川沿いに「小樽キャンドル工房」はあります。蔦で覆われた石造の倉庫はクラッシックな雰囲気で、緑の季節には蔦のグリーンが目に鮮やかに、秋になると紅葉した蔦の色彩がまた違った趣を見せてくれます。向かい側には「大正硝子館」があります。

ここはキャンドル専門店とあって、店内には1,000点を超すキャンドルやキャンドルホルダーなどが並んでいます。商品のサンプルとして、店内では約200個のキャンドルに火が灯り、ゆらゆらと優しい炎がゆらめいています。キャンドルは輸入物やオリジナルデザインなど多彩な種類があるので、形を見ているだけでも楽しめます。

キャンドルの素材も、石油系のパラフィン原料のものから、蜜蝋(みつろう)・大豆など自然素材のものまで様々です。炎とともに香りが立ち昇るアロマキャンドルもあり、香りのバリエーションは選ぶのに悩んでしまうくらいです。今の気分にぴったりのキャンドルを選んで、癒しの時間を楽しみたくなりますね。

ここの一番人気は、手の中に納まるほどの大きさのキャンドルホルダー「小樽運河シルエットホルダー」。丸いガラスの内側に小樽運河の風景が彫られており、炎を灯すと外側の曇りガラス部分に絵が揺らめいて映し出されるのです。
小樽は毎年2月に「小樽雪あかりの路」というイベントが開かれます。小樽運河に、ろうそくを灯した数百個のガラスの浮き玉を浮かべ、廃線跡地にはキャンドルが並べられます。雪の降る小樽の街を、ろうそくの温かい明かりが優しく照らします。このイベントを手の中に再現したかのようなデザインの「小樽運河シルエットホルダー」で、小樽の思い出をお部屋に持って帰りましょう。
工房ではオリジナルキャンドルの制作体験も出来ます。所要時間30分ほどで、簡単に自分だけのキャンドルを作れるので、北海道旅行の記念にいかがでしょうか。

2Fには階下のショップを眺めながらカフェタイムが楽しめる「Cafe FLAME」、年中クリスマスグッズを販売している「365days Christmas」があります。オーナーの奥様が担当しているというカフェコーナーは、1Fよりさらに照明を落としており、各テーブルにひとつづつキャンドルが置いてあります。「やさしい炎とおいしいコーヒー」のキャッチコピーのとおり、「ゆらぎ」の空間の中でリラックスしたひとときをお楽しみください。

●小樽キャンドル工房(工房&カフェ)
【住所】 北海道小樽市堺町1-27 ※お土産通り付近(浪漫館裏手)
【TEL】 0134-24-5880
【営業時間】 10:00~18:30 カフェは10:00~17:00
【定休日】 無休
【URL】 http://otarucandle.com/