染織アトリエKazu

JR函館本線ん小樽駅から10分。海の方へ下り、運河より一本手前の通りに「染織アトリエKazu」はあります。
明治時代に造られた石倉を改造した店舗は、外観的にはちょっと冷たいイメージですが、今の建築ではあまりみることのできない、大きな柱や梁も健在です。
小樽で生まれ育った染織アーティスト寺岡和子さんが開いたこのお店は、一階は染めや織りの器具がひしめくアトリエ、2階は作品を買うことができるショップになっています。
コースター、ランチョンマット、シルクの大判ストール、セーター、袋物や小物など、丁寧に織られ染められた作品が数多く並んでいます。そのひとつひとつを手にとってみると、職人さんの暖かい想いが伝わってくるようです。
アーティストの寺岡さんは、小樽の海や山、きれいな水、まっすぐ落ちてくる雨の美しさを形にしたいと、この地で30年以上制作を続けています。
北海道で織物の伝統を形作るため、北海道の羊毛にこだわりを持ち、原毛の汚れを除くところから手間をかけ、ホームスパン(羊毛を染め、手紡ぎで糸を作り織り上げてできた生地)を仕上げています。
『食べることや服を着ることなど、「暮らす」ことが生きることだとしたら、そこをおろそかにすることは、人生をおろそかに過ごすことにつながるのではないか』と語る寺岡さんの言葉の意味は、アトリエKazuの中にあります。糸や布を染める、紡ぐ、織る、編む、縫う。機械化にともない大量生産に重きを置かれた現代で、こんなにも手をかけ作られている作品。ただ簡単に使うだけの自分に、恥ずかしさを感じずにはいられません。

「染織アトリエKazu」では、実際に染織を体験することもできます。
・<教室>
講習としては、機織・染色の基礎、原毛を使って紡ぐホームスパン・絣を習うことができます。(単発のみ)
入会金 ¥5,400
講習費 ¥3,240(1回)

・<体験学習>
Aコース…コースター 1人1枚¥1,620(2枚目以降¥540)
Bコース…卓布    1人1枚¥2,700(2枚め以降¥1,620)
Cコース…和紙染め  1人3枚¥1,620(和紙サイズ33cmx24cm)

また、染織アトリエKazu は、 一年を通じて全国の有名百貨店やホテルなど、あちらこちらの催事に出展しています。特に春と秋は大々的に出展しているので、近くのお店で見かけることもあるかもしれませんよ。
手染めの美しさや、まわた糸の柔らかさは、実際に手にしないとわからないものです。
アトリエKazuのスタッフの心意気を、肌で感じてみてくだいね。

住所 〒047-0031 小樽市色内1-10-23   
TEL  0134-22-8544
FAX  0134-22-3274
E-Mail info@at-kazu.com
営業時間 10:00~18:00
定休日 火曜日

studio J-45

studioJ-45は小樽の朝里川温泉地区にあるガラス工芸&カフェのお店です。小樽っ子の馬場雅巳さんはガラス
製作14年、多くの作品展で受賞するほどの超ベテラン。現在では全道美術協会の会員もつとめるほどです。
店内に飾られた作品は50種類以上、一つ一つどれも馬場さんの情熱が伝わってくる素敵な作品ばかりです。

ここでは、吹きガラス、トンボ玉、フェージングなどの体験ができます。
特に一押しは「吹きガラス体験」、ここに来たら是非体験してほしいです☆彡
色や模様、デザインは好きなものを選べますよ、もちろんプロのスタッフが丁寧に指導してくれるので安心。
わからないことは何でも聞いてみましょう。製作時間は約10分~15分 値段は1,890円~
旅の思い出に二人でペアグラスを作るなんてステキ

木のぬくもりを感じる手作りの店内はゆったりとした雰囲気、硝子の器だけでなく、さりげなく壁に飾られているアクセサリーもどれも素敵で迷っちゃう★
ちょっと休憩したいあなたには、併設のカフェで「鉄瓶コーヒー(600円)」で一休みなんていうのもいいかもね♪
実は馬場さんは大のギター好きだとか?店名もギターの名器「J-45」からとったそうです。
なんとライブにも出演しているそうで、お店には愛用のギター展示も!ギター好きの人馬場さんとギター談義で盛り上がりましょう( ^^) _U~~
また大のブルースファンでもあるそう「ガラス作りも音楽と一緒でリズム感が大切」だとか、ガラス作りは時間との勝負!熱が冷えて固まるまでに一定のリズムにのって作業をしないといい作品はできないそうです。
職人っぽくない言葉がこのお店の作品にも表わされています、店イチオシの人気作品は5色の色ガラスで花畑を表現したという「リトルブーケシリーズ」です。グラスのそこに5色のガラスをとりどりにちりばめてある
とても美しい作品です。

最後に「吹きガラス体験」コツを簡単にまとめてみました。
まず事前に自分がどんな作品を作りたいのか「イメージ」することが大切です。そうすれば色選びに迷うことはなくスムースに製作に進めます。大まかなデザインを専門家に伝えたら、よく相談をした上で最終的な色デザインを話し合って決めていきましょう。
硝子は高温でドロドロしておりその形は冷えていくにつれ固まり扱いづらくなっていきます、ガラス成形は
「スピードが命」と言っても過言ではありません!冷えて固まる前に素早く形を決めていきましょう。
吹きガラスの中でも最も大事なのはガラスを吹くときの息の強さ、高温で熱い時は意外にも吐息程度の息でも「ぷくっと」膨らみますが、吹き始めは意外に強い息が必要だったりしますが、次第にやわらかく吹く場面もでてきます。こちらも専門家の指示に従って強さを調整していくのが大切です。
といってもあまり難しく考えることはありませんヨ!最初からうまく作ろうとするより楽しくい作ることが大切、あなただけのオリジナル作品を是非つくってみてね (^_-)-☆

■創造硝子工房 studio J-45
住所 小樽市朝里川温泉2-692-24
営業時間 10:00~17:00
HP www8.plala.or.jp

北一硝子

南小樽駅から10分少し歩いたところにある『北一硝子』。
ここには北一硝子のお店が並んでいます。一つずつご紹介していきましょう。
まずは、暮らしのガラス雑貨が並ぶ≪北一プラザ≫。こちらではグラスや花器、インテリアなどのガラス製品があります。そのどれもがヨーロッパ風のデザインで、ヨーロピアングラスというそうです。他にも、ネックレスやピアスなどのアクセサリーなどもありますので、お土産選びに最適です。また、誕生石カラーのガラスを使ったアクセサリーを作ってもらうこともできます。2分程であっという間に出来ちゃうので、自分だけのアクセサリーをゲットしちゃいましょう♪
次に、≪クリスタル館≫です。こちらでも先ほど同様、グラスなどが販売されています。その中のオススメが、“ビールジョッキ”です。350ml缶のビールに適したサイズで、綺麗な泡が作れるように計算されたグラスです。グラス部分には模様も施されていてお洒落ですよ。
そして、一番の注目スポットは≪北一硝子三号館≫です。こちらには和・洋・カントリー風と、それぞれのテーマに分かれたガラス製品が並んでいます。これだけの製品が揃っているので、あなたにピッタリの一点がきっと見つかりますよ。さらにここには、167個の石油ランプが灯る≪北一ホール≫という喫茶店もあります。店内はランプの灯りでとっても幻想的。ぜひ、訪れてこの素敵な空間を体験してほしいと思います。
北一硝子には他に、≪北一硝子アウトレット店≫と≪北一ヴィネツィア美術館≫もあります。ガラス製作の見学や製作体験なども出来るので、この北一硝子近辺を散策するだけであっという間に一日が過ぎちゃいます。
バス専用駐車場などもあり、「小樽でガラスと言えば北一硝子」と言われるほどの人気雑貨店となっています。小樽で雑貨店巡りをするのであれば、北一硝子は必見ですよ!

●北一硝子
【住所】 北海道小樽市堺町7-26
【TEL】 0134-33-1993
【営業時間】 8:45~18:00
【定休日】 なし
【URL】 http://www.kitaichiglass.co.jp/index.html

香り工房 フィトン

暑い日や寒い日。なんだか気持ちが疲れた日。気分転換にどこかに出かけたいけど、それさえも億劫になって結局家で過ごしてしまう・・・ということはありませんか。また、部屋の雰囲気を変えたいけど模様替えとなると大げさだしなぁという方も多いのではないでしょうか。そんな方たちにオススメなのが“香り”を取り入れることです。香りには人をリラックスさせ、新鮮な気持ちにさせる効果があります。

そんなすごいパワーを持っている香りを取り扱っているのが、『香り工房 フィトン』です。1991年にオープンしたお店で、雑貨店が並ぶ堺町どおりにあるのですが、なんだか隠れ家風の佇まい。店の中が気になります。さっそく入ってみると、さわやかな香りが漂ってきました。店内には香水以外にキャンドルも置かれています。ハロウィンやクリスマスなど季節のイベントにあわせたラインナップとなっています。『香り工房』というだけあって、良い香りがするアロマキャンドルがいっぱいです。
そして、こちらの人気商品である香水。シトラスマリン・オレンジサンライズ・ピーチグリーン・ホワイトムスク・タンポポ・ブラックローズなど様々な香りがあります。この6種類をベースに、イメージにあわせて香水を作ってくれたりもします。自分だけの一品が出来ることも嬉しいですし、お土産としてもいいですよね。カップルで訪れて、二人の好みに調合してお揃いで持つという方々もいるそうですよ。素敵。なんだかロマンチックですよね♪
また、こちらのお店ではTwitterやFacebookなどを通して製品を紹介したり、それに対してお客さんがコメントしたりとお客さんとのコミュニケーションも楽しまれています。事前にこういったページで予習して、お店の方とコミュニケーションを取ってみたりすると楽しいかもしれませんよ(*^_^*)
Twitter:https://twitter.com/fine4301
Facebook:小樽 香り工房フィトン「Fragrance studio Phyton」(←こちらで探してみてください)

香り工房 フィトン (香水販売)
【住所】 北海道小樽市堺町4-3
【TEL】 0134-23-9565
【営業時間】 11:00~18:00
【定休日】 なし
【URL】 http://otaru-sakaimachi.jp/shop/63

 

ポーパッド

「アイヌスタイルストア」がコンセプトのアクセサリー屋さん。店名の「PAWPADS(ポーパッド)」は「肉球」を意味しています。その名のとおり、店内には動物がモチーフになった商品が多く並んでいます。とんねるずの番組「みなさんのおかげでした」内の迷コーナー「男気じゃんけん」で小樽を訪れた時に、こちらのショップにも来られたそうです。とんねるずの二人はここでヒグマの剥製をチョイスしたそうなのですが…さてどなたかがお買い上げしたのでしょうか…?
店内の商品はレザーやファーなど天然素材を使用したオリジナルアクセサリーを中心に、木彫品、東南アジア・アフリカのエスニック雑貨など商品はバラエティに富んでいます。中でもオリジナルアクセサリーは手作りの1点ものを販売しています。大切な人へのプレゼントにすると喜んでもらえそうですね。
「自然との共生」を意識してデザインされるブレスレットやストラップは、天然石のパワーストーンとレザー・ガラスを融合したり、エゾシカの角やヒグマの爪を組み込んだりと、世界に一つだけのアイテムに仕上がっています。地球に生きていた動物・鉱物のパワーが宿っているアイテムは、ヒトが自然と共生していた太古の記憶を呼び覚ますかのようです。
そのほかに目を引くのは、入り口近くにあるエゾシカの毛皮。アイヌの人々や我々の祖先も活用していた毛皮ですが、現代にあるとちょっとドキッとしてしまいます。もちろんこれも販売品。普段めったに近づくことの出来ないエゾシカの、冬毛のものや夏毛のバンビのものがあります。お店のスタッフさんに許可が得られれば、触って手ざわりの違いを確かめてみてはいかがでしょう。
動物モチーフのラインナップの中で異色なのが、ずらりと並んだマリモ。まりもっこりというキャラクターが生まれるほど北海道といえばマリモが有名です。瓶詰め・缶詰めのマリモがあり、北海道旅行記念のお土産として人気だそうです。水槽には巨大なマリモも鎮座していますが、残念ながらこれは養殖の人工マリモ。阿寒湖にいる本物は特別天然記念物なので、持ち出しは厳禁なのです。湖底の雰囲気を再現した水槽で、阿寒湖を覗いたつもりで見学を楽しみましょう。

●ポーパッド(アイヌアクセサリー雑貨)
【住所】 北海道小樽市堺町3-20
【TEL】 0134-22-7735
【営業時間】 9:00~18:00(季節により変動)
【定休日】 年中無休
【URL】 http://www.fur.co.jp/ks/pawpads/

スーベニールオタルカン

メルヘン交差点沿いにある、お土産やさん「スーベニールオタルカン」。
スーベニアとは「お土産・記念品」の意味です。白く塗られた壁がヨーロッパ調の印象ですが、ここの建物は大正時代に建築された倉庫を生かして造られています。
小樽には古い倉庫をリノベーションしたショップが数多くありますが、ここもそのひとつです。
ここは日本でも有数のカレイドスコープ(万華鏡)ギャラリーでもあります。
建物2階に世界各地から集めた万華鏡が常時400アイテム以上、約1,000種類飾られており、無料で見学することが出来ます。
1819年に日本に伝わって以来、「更紗眼鏡」「百色眼鏡」「錦眼鏡」などの名称で親しまれていた万華鏡。
手のひらで変幻自在に広がる色彩の宇宙は世界中の人を魅了してきました。
スーベニールオタルカンは1994年に「カレイドスコープ昔館」、1997年に「The Brewster Society Japan(日本万華鏡協会)」を設立して、1999年に現在の規模にリニューアルしました。
館長の久保田さんの万華鏡にかける熱い想いが積み重なったギャラリーです。
展示品は全て販売品です。250円からあるので、小さな宇宙をおうちに持って帰れますよ。
さらに、万華鏡の手作り工房があるので、自分だけの万華鏡を組み立てもできます。
親子で参加して、スーベニアに(記念品)にしてみてはいかがでしょうか。
1階には北海道を代表する有名銘菓や木彫りの民芸品、キャラクター雑貨を豊富に扱い、北海道旅行の観光客で常に賑わっています。奥には全国ご当地キティを一堂に集めた「さんりお屋」があり、レアなアイテムに出会うことも出来ます。キティちゃんファンにはたまらない空間です。
喫茶コーナーでは手作りのカマンベールチーズケーキも楽しめるので、ちょっと休憩に過ごすのもいいですよ。

●スーベニールオタルカン(ガラス工芸・オルゴールなど)
【住所】 北海道小樽市入船1丁目1-1 
【TEL】 0134-27-0077
【営業時間】 9:00~18:00(季節で変動あり)
【定休日】 年中無休
【URL】 http://www.otarukan.com/

小樽キャンドル工房

小樽運河の近くを流れる妙見川沿いに「小樽キャンドル工房」はあります。蔦で覆われた石造の倉庫はクラッシックな雰囲気で、緑の季節には蔦のグリーンが目に鮮やかに、秋になると紅葉した蔦の色彩がまた違った趣を見せてくれます。向かい側には「大正硝子館」があります。

ここはキャンドル専門店とあって、店内には1,000点を超すキャンドルやキャンドルホルダーなどが並んでいます。商品のサンプルとして、店内では約200個のキャンドルに火が灯り、ゆらゆらと優しい炎がゆらめいています。キャンドルは輸入物やオリジナルデザインなど多彩な種類があるので、形を見ているだけでも楽しめます。

キャンドルの素材も、石油系のパラフィン原料のものから、蜜蝋(みつろう)・大豆など自然素材のものまで様々です。炎とともに香りが立ち昇るアロマキャンドルもあり、香りのバリエーションは選ぶのに悩んでしまうくらいです。今の気分にぴったりのキャンドルを選んで、癒しの時間を楽しみたくなりますね。

ここの一番人気は、手の中に納まるほどの大きさのキャンドルホルダー「小樽運河シルエットホルダー」。丸いガラスの内側に小樽運河の風景が彫られており、炎を灯すと外側の曇りガラス部分に絵が揺らめいて映し出されるのです。
小樽は毎年2月に「小樽雪あかりの路」というイベントが開かれます。小樽運河に、ろうそくを灯した数百個のガラスの浮き玉を浮かべ、廃線跡地にはキャンドルが並べられます。雪の降る小樽の街を、ろうそくの温かい明かりが優しく照らします。このイベントを手の中に再現したかのようなデザインの「小樽運河シルエットホルダー」で、小樽の思い出をお部屋に持って帰りましょう。
工房ではオリジナルキャンドルの制作体験も出来ます。所要時間30分ほどで、簡単に自分だけのキャンドルを作れるので、北海道旅行の記念にいかがでしょうか。

2Fには階下のショップを眺めながらカフェタイムが楽しめる「Cafe FLAME」、年中クリスマスグッズを販売している「365days Christmas」があります。オーナーの奥様が担当しているというカフェコーナーは、1Fよりさらに照明を落としており、各テーブルにひとつづつキャンドルが置いてあります。「やさしい炎とおいしいコーヒー」のキャッチコピーのとおり、「ゆらぎ」の空間の中でリラックスしたひとときをお楽しみください。

●小樽キャンドル工房(工房&カフェ)
【住所】 北海道小樽市堺町1-27 ※お土産通り付近(浪漫館裏手)
【TEL】 0134-24-5880
【営業時間】 10:00~18:30 カフェは10:00~17:00
【定休日】 無休
【URL】 http://otarucandle.com/

ビブレ サビ プラス ミーユ

小樽市博物館の裏側にある小さな雑貨屋さん「vivre sa vie + mi-yuu(ビブレサビプラスミーユ)」。店名の「ビブレサビ」とは、フランス語で「人生を楽しむ」などの意味、「ミーユ」は店主の方の呼び名だとか。 フランス語の店名が一見ミスマッチな和風の外観。というのも、ここは明治37年(1904年)に建てられた古い商家〈川又商店〉の建物を使った店なのです。重要文化建造物にも指定されているこの建物は、明治38年に造られたもの。

新潟出身の川又健一郎氏が、茶・紙・文房具を商う早川商店から暖簾分けを受けて開業した「川又商店」が元になっています。壁にはかつて使われていた「川又商店」の看板が今も掛けられています。この建物が建てられた前年の明治37年、小樽では稲穂町大火があり、この建物の前身は全焼しました。

この建物はその翌年に再建されたもので、厚い土塗りの防火戸や隣との境界に設けられた袖壁など、防火に対する配慮がうかがわれた造りになっています。袖壁は「卯建」(うだつ)とも呼ばれる防火壁で、朝日や鶴と亀など、繊細な彫刻が施されています。
卯建のある建物は他にも小樽市内にいくつかありますが、ここは細かな和風意匠が彫り込まれ、芸術性の高い造りになっています。袖壁は「袖うだつ」とも呼ばれています。 昔懐かしいガラス張りの引き戸をガラガラーッと開けると、コンクリートの土間があり、奥には縁台を上がって昔の居住部分があります。

土間の所に古い棚などの家具を置いて、そこに小物や雑貨が並んでいます。 フランスから直輸入した絵本や雑貨、国内外からセレクトされた雑貨、文具、アクセサリーなど、カワイイ好きの女子ならトキメキ必至の雑貨たちがずらり。NHKBSプレミアムで放送されている雑貨紹介の番組「恋する雑貨」でも取材されました。不定期で、ハンドクラフト作家さんのオリジナル商品を販売するイベントも行われており、いつ訪れても新しい発見がありますよ。 小樽の地元ガールのみならず、近郊の札幌や北海道旅行で来た人にも好評のスポットです。

●ビブレ サビ プラス ミーユ(古民家レトロ雑貨店)
【住所】 北海道小樽市色内2-4-7 ※小樽市博物館裏側
【TEL】 0134-24-6268
【営業時間】 11:00~18:00
【定休日】 月曜・第3火曜(祝日の際は営業)
【URL】 http://www.geocities.jp/mocha_made/vivresavie.html

ウグイス

小樽駅を右手に、天狗山に向かう道をまっすぐ行き歩道橋の手前を左折すると、ブルーグリーンの壁がお洒落な建物が現れます。ここが、家具工房「Uguis Bird Cage(ウグイス バード ケージ)」です。2006年12月にオープンしました。
築90年の古民家をオーナーさん自らリノベーションした2階建ての工房は、インテリアと内装にリサイクル素材を使い、シンプルな造りになっています。元はケーキ工場だった建物を、オーナーさんが5年の歳月をかけて、改装したそうです。全体がギャラリーになっていて、無添加家具、手作り雑貨や小物、食器などを販売しています。
家具は注文で造っていただけるので、希望のサイズを伝えてお部屋にぴったりの家具を誂えていただけますよ。オーナーさんの古いモノを大切にするスピリッツのように、「一生モノ」と長くつきあいたいですね。

1Fと2Fにはカフェスペースがあり、それぞれ雰囲気が違うスペースになっています。ちなみに、1階は喫煙可、2階は全面禁煙となっています。
 2Fのカフェはその名のとおり鳥かごをイメージした内装になっていて、カフェで注文も出来る手作りパンなどを販売するスペースもあります。フードやスイーツも全てオーナーの手作りです。お一人で切り盛りされているのでサーブまでに少し時間を要しますが、オーナーさんが一杯づつ丁寧に淹れるコーヒーで「羽休め」のひとときをお過ごしください。ゆったりと時間が流れ、日々の喧騒を忘れられそうです。北海道旅行の道中で旅行会社でツアーを組まずに、あえて時間を決めずにこういったお店に立ち寄るスロートリップもいいかもしれません。完全フリープランの北海道時間重視の宿泊プランのある旅行会社もありました。(ジェイトリップ滞在時間たっぷり北海道旅行:http://www.jtrip.co.jp/kakuyasu/hokkaido/

お店の入り口には「店内の撮影はご遠慮願います」の張り紙があります。ステキな空間なので、ブログやSNSに写真をついアップしたくなりますが、ささやかな癒しの空間を提供されているオーナーさんの気持ちを汲んで、しっかりマナーを守りたいですね。

●Uguis Bird Cage(ウグイス バード ケージ)(インテリア家具)
【住所】 北海道小樽市緑1丁目20ー11 ※緑第一通り沿い
【TEL】 050-1143-1480
【営業時間】 11:00~20:00(季節により変更あり)
【定休日】 水曜日
【URL】 http://www.uguis.sakura.ne.jp/index.html

キンダーリープ

石造りの蔵の外観が小樽らしさを見せる「Hands on Toy’s キンダーリープ」
小樽の観光名所「小樽オルゴール堂」の三軒隣、「メルヘン交差点」の坂を少し上がった所にあるので、北海道旅行で来て地理が不慣れな方もすぐわかると思います。

ここは雑貨というより、おもちゃがメインのお店で、ヨーロッパからの輸入玩具を中心に取り扱っています。「ハンズ オン トイ」とは「おもちゃを手にとって遊びながら選んで欲しい」との願いを込めて付けられた店名です。
店内は梁の見える吹き抜けになっていて、天井や床、陳列棚全てが木で造られている温かみのある空間になっています。冬には薪ストーブが店内を暖めて、よりいっそうホッと出来る空間になります。2階に上がる階段の端には割られた薪が積まれており、まるで北欧の友人宅に遊びに来たような、やさしい雰囲気に包まれています。

ここには電子で動くたぐいのおもちゃはありません。欧米から輸入されたボードゲームやカードゲーム、積み木やパズルといった高品質な木のおもちゃや、蜜蝋で出来たクレヨン、など五感を使って遊べるアナログのおもちゃばかりです。シュタイナー教育で使う教材など、日本では見られない珍しいものもたくさんあるので、見ているだけでも楽しめます。

入口そばにはドイツのシャボン玉メーカーPUSTEFIX社のシャボン液が売られており「量り売りします」の文字が。容器を持参すると、100ml100円での、量り売りをしてくれるそうです。ゴミを生みださない販売方法は、リサイクル意識の高いドイツならではですね。
遊び方が分からないおもちゃは、店員さんに聞くと遊び方を熱心に教えていただけます。
スタッフさん達は、おもちゃが子どもの情緒育成にどう関わってくるか、その大切さを知っておられるからこその熱い想いで、ついつい熱弁になってしまうそうです。

2Fは、子ども達が絵本を読んだり遊んだり出来るプレイスペースと、「レーゲンボーゲン」というカフェになっています。プレイスペースは子供1名につき1時間300円で遊べます。15分刻みで延長でき、しかも最初の30分は無料、付き添いの保護者は1名無料という嬉しい仕組み。さらにカフェを利用すると200円割引になるそうです。カフェからは遊ぶ子ども達の姿が見えるので安心です。小さなお子さんのママさんのために授乳室もありますよ。
おもちゃに実際に目で見て、触れて、選べる貴重なお店です。

●Hands on Toy’s キンダーリープ(木の玩具販売・博物館)
【住所】 北海道小樽市住吉町4番4号 
【TEL】 0134-24-1030
【営業時間】 10:00~18:00
【定休日】 火曜日
【URL】 http://www.kinderlieb.info/